消しゴムかけ・ベタ・ホワイト一発改善! ~仕上げ編~

配信: 2010年7月3日 土曜日

シリーズ: マンガ基本講座

ペン入れが終わったら最後は仕上げ作業です。
消しゴムをかけてから、ベタ・ツヤベタ、ホワイト・トーンワークまで、マンガ原稿の最終工程をおこないます。

それでは、まずは消しゴムかけです。
消しゴムをかけるときは、消しゴムを動かす方向に気をつけてください。
消しゴムを往復させると、紙を“クシャ”としてしまうことがあります。
必ず一方向にかけるようにしましょう。
単に消しゴムかけと侮っていると、破いてしまって取り返しがつかなくなったり、次の段階のトーンを貼るとき綺麗に貼れなくなってしまうので、注意してください!

次はベタです。
ベタやツヤベタをするときには、筆ペンやミリペン・サインペンなどを使います。
広い範囲のベタを塗る場合は筆ペンやサインペンを使います。
その際ムラができないように塗ってください。
ムラがあると灰色やまだらに印刷されたりして、ベタが汚く見えてしまいます。
また、ツヤベタでは上手く筆ペンの穂先を意識し、「入りと抜き」利用して塗ってください。
そして、ベタをおこなう際、細部はミリペンを使うとはみ出すことがなく綺麗に塗ることができます。

そして、ホワイトです。
ここまでの作業で付いたインクの汚れやはみ出したベタを消します。
ホワイトを筆にとったり、うすめてつけペンで作業すると細かい修正がやり易くなります。
とても気を使う作業になるので、この作業を減らすためにもペン入れやベタの際に原稿を汚さないように心がけましょう。

最後にトーンワークです。
トーンを貼る前に、原稿の表面のケシカスやホコリなどのゴミはしっかりと取り除いてください。
印刷に出てしまいます。
そして、トーンを貼る際は貼りたい範囲よりも少し大きめに切り取ってからあて、はみ出した部分をカットし、圧着するようにしてください。
それを繰り返して、全体的にバランスよく濃淡をつけていきます。
そしてトーンを重ねたり削ってりして画面に表情をつければ、なお良くなると思います。

最後の最後に、もう一度ホワイトをします。
ここの作業はハイライトなどホワイトを使った効果を入れたり、原稿の最終確認として再度汚れやはみ出しをチェックする工程です。
この最後のホワイトを施すことで皆さんの原稿が更によくなります。

これでみなさんの原稿は完成です。お疲れ様でした。


著者紹介:アミューズメントメディア総合学院(東京校)